【TBDLの実績】

プロジェクト Qatar Steel Company(QASCO) -1973- Home Page
内容 Steel Bar 製鉄所(年産60万トン)
主な参加企業・団体 カタール政府、神戸製鋼、旧日本輸出入銀行
背景 QASCOはTBDLのオーガナイズによりカタール政府、神戸製鋼、TBDLによるJoint Ventureとして設立されました。
日本サイドは技術(現地技術者のトレーニング、マネジメントを含む)及びマーケティング・システムを供与しました。
ファイナンスは日本の(旧)輸出入銀行(現国際協力銀行)より調達しました。
TBDLの役割 TBDLはQASCOの創設団体の一つであり、全体のプロジェクト・オーガナイズ及び、Exclusive Sales Agentとして、L/Cによる注文生産システムを確立し、15年にわたりQASCOのマーケティングに貢献しました。
評価・現況 QASCOは今や年産100万トンに増産し、高い利益を上げております。
なお、このプロジェクトは世界銀行より、開発途上国で最も成功したモデルケースのJoint Ventureの一つとして高い評価を受けています。
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プロジェクト Sharjah LPG Company (SHALCO) -1986-
内容 LPGプラント(年産50万トン)
主な参加企業・団体 シャルジャ政府、AMOCO(現BP)、日揮、伊藤忠
背景 UAEのシャルジャにおいて、ガス田が発見されましたが、ガスは殆どフレアー(燃焼させて処理しているだけの状態)されたままであり、早急なLPGプラント建設が望まれていました。
TBDLの役割 TBDLのQASCOでの実績を評価したシャルジャ政府からの依頼により、プロジェクト・オーガナイズを受注し、リーダーとしてJoint Ventureを設立しました。
評価・現況 現在138%の配当を享受しています。

プロジェクト Kuwait Catalyst Company (KCC) -1996- Home Page
内容 脱硫化学触媒プラント
主な参加企業・団体 ジャパンエナジー、伊藤忠、現代建設、TII
背景 重油から硫黄分を抜くための化学触媒を国内生産するためのプラント。
TBDLの役割 TII(KuwaitのInvestment Bank)からのプロジェクト・ファイナンスを中心とした、プロジェクト・オーガナイズ。
石油関連で日本からの技術輸出第一号。
評価・現況 民間レベルにおいてクウェートと日本の初の合弁事業。
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【TBDLの貢献した大型プロジェクト】

プロジェクト East Siberia Pipeline -1990-
内容 パイプライン敷設(天然ガス年間600万トン供給)
主な参加企業・団体 旧ソビエト連邦、ヤクーツク共和国、米国の各企業、Deutsche Bank
背景 東シベリアのヤクーツクより56インチのパイプを、北朝鮮、韓国を経由して日本まで4,500Kmにわたり敷設し、天然ガスを最大年間420億M3(600万トン)供給するプロジェクト。
1990年にソ連第一副議長Mr.Margulov、地質省次官Mr.Salmanov、ヤクーツク首相Mr.Ivanov、後のロシア共和国首相Mr.Chernomyrdinを含めた、旧ソ連、ヤクーツク共和国、米国の各企業、団体が開発の仮契約にサインしました。
TBDLの役割 米国石油開発会社と組みソ連政府と折衝しPipeline Projectをorganizeした。
評価・現況 我々が基礎を作った本プロジェクトは、現在のヤクーツク/イルクーツク−中国−韓国−日本のパイプライン計画と形を変え、現在も推進されています。

プロジェクト Czech Steel Mill -1992-
内容 Hot Coil 製鉄所(年産200万トン)
主な参加企業 NKK、IHI、東芝、住友重機、Brown Roots、Dillon Reed(Investment Bank)
背景 旧東欧諸国の自由化が始まった1990年、チェコのハベル大統領の新憲法作成も含めた改革に伴い、QASCOを訪問しTBDLの実績に興味を示したドロフィー工業大臣がTBDLとチェコ工業の近代化について打ち合せを行った結果、製鉄所の近代化の依頼を頂くこととなりました。
我々は、NKK・IHI・東芝・住友重機・Brown Rootsと、既存の高炉と新鋭のローリング・ミルを組合わせた設備に、米国Dillon ReedのProject Financeで、当時欧州で最高水準の生産性を持つHot Coil製鉄所を計画しました。
TBDLの役割 TBDLのオーガナイズにより、実現可能性の高い計画案がつくられ、米国クリントン大統領の協力を得て、チェコ政府の閣議も通り、計画が推進される段階までプロジェクトを作り上げました。
評価・現況 当時はEU全体で鉄鋼生産設備が過剰であり、統廃合による設備の合理化が行われていました。
近い将来EUへの参加を希望するチェコ政府はEUの状況を配慮し、生産量を100万トンに変更しました。
TBDLは100万トンでは採算が合わないと判断し、現在計画を凍結しております。


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